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【宝くじ殺人】女性関係もつれも?「恋愛感情ない」金目当て (1/2ページ)
2億円の宝くじに当せんした岩手県一関市の無職、吉田寿子さん=当時(42)=が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された元新聞販売員、熊谷甚一容疑者(51)は、吉田さんに金を無心する一方、親密となったスナック経営の女性に金銭を援助していた。県警大船渡署捜査本部は、当せん金の使途に加え、女性関係のもつれも動機になったとみており、吉田さんとの関係を“金目当て”と割り切る熊谷容疑者の身勝手さが浮かび上がる。(高山豊司、中村翔樹)
■人望
「クラスの人気者。優しく、面倒見がよく、男女問わず人望があった」
熊谷容疑者の実家がある岩手県住田町上有住(ありす)地区。中学校の元同級生は、熊谷容疑者の少年時代をそう振り返る。同県陸前高田市にある県立高校の定時制に進学した熊谷容疑者は、高校卒業後、実家近くの電子機器製造会社に入社、係長まで昇進した。
勤務先の会社はその後解散するが、熊谷容疑者は会社の工場や設備の一部を引き継ぐ形で、昭和63年に電子機器製造会社「テクノス」を創業した。
■逆風
携帯電話の爆発的な普及で基板などの発注が舞い込み、従業員30人以上を抱えるまでに成長した。その大口取引先が、吉田さんの務めていた通信機器関係会社だった。知り合った2人は、「平成15年ごろには親密な関係だった」(元同僚)という。
当時の吉田さんは夫や子供と別居し、「夫婦関係は破綻(はたん)状態」(吉田さんの元同僚)。熊谷容疑者にも年下の妻と子がいたが、ずるすると深みにはまった。
そのころ、追い風は逆風へ変わった。元請けの発注が中国へシフトして受注が激減し、納入部品にも不良品が続出。吉田さんの勤務先も「信用が落ちてきた」(元従業員)ため平成16年、発注を打ち切った。
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