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【衝撃事件の核心】「送別行事」か「集団暴行」か 1対15格闘訓練で海自3曹死亡 「ノー」と言える雰囲気なく… (1/4ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
「はなむけ」か「集団暴行」か−。海上自衛隊第1術科学校(広島県江田島市)で、特殊部隊の養成課程にいた男性3等海曹(25)が死亡した格闘訓練の“真相”はいぜん謎がつきまとう。3曹1人が15人と次々と対戦する過酷極まりない訓練を、海自調査は「送別行事」だったとの見方を強めているが、それが行われるようになった背景や当日の様子、同僚の証言などからは単なる「事故」ではすまされない実態も浮かび上がるのだ。
50秒闘って10秒休み×15セット…残り2人でダウン
「防具をつけろ」
9月9日午後4時40分。第1術科学校の体育館に教官の声が響き渡った。3曹は防具とグローブをつけ、レスリングマットの中央に立った。
闘う相手は特殊部隊「特別警備隊(特警隊)」養成課程の同僚である学生15人。3曹を取り囲むように、等間隔でマットに並んだ。
これから始まる「連続組み手」と呼ばれる1対多数の徒手格闘訓練に3曹はどんな気持ちで臨んだのだろうか。
徒手格闘訓練は陸上自衛隊で発祥した柔道と空手を合わせたようなもので、パンチやけり、投げ技を繰り出す。通常は1対1で行われ、「1対15というのは前代未聞」(海自幹部)だ。
3曹の相手となる15人の同僚は交代で1人ずつマットに上がった。対戦時間は1人につき50秒。その後の10秒で対戦相手が交代し、その間、3曹は呼吸を整える。だが、全力を出しての勝負を終えた後、体力と精神力を回復させるには10秒という時間はあまりに短い。ひとつの格闘が終われば、また次の格闘が始まり、3曹からは体力と気力がみるみる失われていった。
「4、5人目のころから蹴りが出なくなった。蹴りを出す元気がなくなったと思った」
居合わせた同僚はこう証言する。それでも3曹は耐えた。
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