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【Re:社会部】残された時間はわずか
このニュースのトピックス:脅迫・強要
指定暴力団山口組系旧五菱会のヤミ金融事件で、スイスの銀行に預金されていた約29億円の“犯罪収益”が日本に返還されたのが、今年5月。夏から始まった被害者への返還手続きですが、現時点で名乗りを上げている被害者は、約4万人のうちの約800人。わずか2%にとどまっています。
法外な利息や脅迫的な取り立てで自殺に追い込まれた被害者も少なくないことから、返還が決まったときには、朗報だと思っていましたが、返還が順調に進んでいないと聞いて意外な感じです。
その理由を調べると…。まず、お金を返そうにも被害者の現住所の特定が困難なのです。ヤミ金融の顧客リストにあった住所の記載はいいかげんなものが多いらしく、さらに被害者はいまだに多重債務者である場合もあり、取り立てから逃れるために住所を転々としているケースが予想されます。
また自分が借りていた「○○ローン」という名前のヤミ金融会社が、五菱会系列だと気付かない被害者も多いそうです。
巷(ちまた)では、ヤミ金融被害に加え、振り込め詐欺など弱者から金をむしり取る犯罪が後を絶ちません。今回、犯罪収益金が被害者のもとへ確実に戻るなら、今後、こうした事件が起きた場合のモデルケースになると期待しているのですが…。申請の期限は来年の1月26日。もう時間はあまり残されていません。(西)
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