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【衝撃事件の核心】皇居に「消火器爆弾」を打ち込んだ元“傭兵”…製造した爆発物は600キロ  (4/4ページ)

2008.10.19 13:32
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
爆発音のあった現場付近を捜索する警視庁の捜査員ら=9月18日午前6時半、東京都千代田区(鈴木健児撮影)爆発音のあった現場付近を捜索する警視庁の捜査員ら=9月18日午前6時半、東京都千代田区(鈴木健児撮影)

 昨年6月、爆発物取締罰則違反容疑で警視庁に逮捕された元会社員の男は、インターネットでロンドン同時テロ(2005年)や爆発物の製造方法に関する記事を読み、西武新宿線の爆破を計画。自宅でTATP約90グラムを製造した。

 警察当局は爆弾テロを未然に防ぐため、薬局やホームセンターなどに不審な薬品類の購入の通報を求めている。元会社員のケースは薬局が警察に通報したため発覚した。しかし、すべての兆候を事前に把握するのは容易ではない。実際、この元会社員は逮捕前、別の薬局から薬品を購入し、100グラム以上のTATPを製造し、自宅で実験を繰り返していた。

 また、今年2月、火薬を詰めた金属管(直径約7ミリ、長さ約6センチ)11本などを自宅に隠し持っていたとして名古屋市の無職の男が同容疑で逮捕されたが、このケースでは、男が別の窃盗容疑で逮捕され、自宅を家宅捜索されたことで初めて爆発物の製造、所持が発覚した。

 「通達で薬局などに通報を求めるだけでは不十分だ」。テロ対策の専門家で、社会技術研究開発センターの古川勝久さんは危機感を募らせる。

 小川容疑者は昨年暮れから、爆発物の材料の購入を始め、今年夏ごろから製造を開始。買い集めた薬品は約930キロに上り、計600キロの爆発物を製造していたとされる。インターネットの学習教材販売サイトを悪用するなどして薬品を購入していた。

 古川さんは「今や社会に不満や怒りを持った人間が爆弾を作れる時代。各事件の動機や材料の調達方法などを分析し、予防策を官民で講じてゆく必要がある」と警鐘を鳴らしている。

これまでの【衝撃事件の核心】はこちら

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爆発音のあった現場付近を捜索する警視庁の捜査員ら=9月18日午前6時半、東京都千代田区(鈴木健児撮影)
皇居に「消火器爆弾」を発射したとして逮捕された小川俊之容疑者(小川容疑者のホームページから)
小川容疑者が爆弾の運搬、発射台に使ったトラック=9月18日午前6時半、東京都千代田区(鈴木健児撮影)
爆発物が撃ち込まれた皇居のお堀の内側を調べる警視庁の捜査員ら=9月18日午前6時半、東京都千代田区(鈴木健児撮影)
爆発物が撃ち込まれた皇居のお堀の内側を調べる警視庁の捜査員ら=9月18日午前6時半(鈴木健児撮影)
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