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【衝撃事件の核心】皇居に「消火器爆弾」を打ち込んだ元“傭兵”…製造した爆発物は600キロ (3/4ページ)
小川容疑者は皇居に向けて消火器を発射した際、時限式発火装置付きの小型ドラム缶爆弾(直径約40センチ、高さ約50センチ)2本もお堀に投下した。発火装置は午前8時に爆発するようセットされており、中に詰め込まれていた「ANFO」と呼ばれる爆薬の量は計40キロに上った。八景島近くの爆弾も完成度の低いANFOだったとみられている。
「こんなに大量の爆発物が一民間人に作られていたとは…」。警視庁幹部は言葉を失った。
ANFOは、168人が死亡した米オクラホマシティーの連邦ビル爆破テロ事件(1995年)や、180人以上が死亡したインド・ムンバイの列車爆破テロ事件(2006年)でも使われた。ダイナマイト並みの破壊力があり、全国火薬類保安協会によれば、「300グラムのANFOで岩盤を1立方メートル掘削できる」という。
小型ドラム缶は、小川容疑者の供述に基づき、爆発前に警視庁機動隊の爆発物処理班が回収・冷却処理して事なきを得たが、「訓練でも、あれだけの量は処理しない。爆処理の連中も緊張を強いられた」(警視庁幹部)という。
小川容疑者は、皇居に向けた消火器発射事件で起訴後、自宅に鉄パイプ爆弾3本を隠し持っていたとして10月8日に爆発物取締罰則違反容疑で再逮捕されている。
ネットにはびこる爆弾製造法
「爆発物の作り方はインターネットで学んだ」
小川容疑者はこう供述しているという。
ネット上には、爆薬を合成する方法が多く掲載されている。マニアによる自作爆薬の爆破動画も多い。小川容疑者が製造したANFOは、肥料に使われる硝酸アンモニウムと灯油などの燃料油を混合することで作り出せる。ロンドン同時テロで使われたTATPと呼ばれる爆薬も、有機溶剤のアセトンのほか過酸化水素水、塩酸、硫酸など比較的入手しやすい薬品類から製造できるものだ。加える可燃材や起爆の仕組みなどによって、「100人の犯人がいれば、100通りの爆弾が作れてしまう」(警視庁幹部)。





