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【衝撃事件の核心】皇居に「消火器爆弾」を打ち込んだ元“傭兵”…製造した爆発物は600キロ (2/4ページ)
フランス外人部隊にも所属
小川容疑者は、事件から3日後に投開票された神奈川県座間市議選に無所属で立候補していた。犯行時は公示後の選挙活動期間だったことになる。常軌を逸した犯行。小川容疑者が掲げた選挙公約は「官民格差の是正」。結果は204票を獲得したが、落選した。
小川容疑者の経歴は異彩を放っている。地元の工業高校を卒業後、平成5年に陸上自衛隊に入隊。防衛省や自身のホームページによると、精鋭部隊として知られる第1空挺団(千葉県習志野市)に所属したこともあり、フランス陸軍外人部隊にも籍を置いていたという。事件当時は有事の際に招集される即応予備自衛官に任用されており、「年間30日ある訓練に、きちんと出頭していた」(防衛省幹部)。
一方で、「第1空挺団のころは、指示通りに訓練を行わないなど言動に問題があった。依願退官ということになっているが、現実的には辞めさせられた感じだ」(自衛隊関係者)。外人部隊にいたのも、基礎教育期間のわずか半年だった。
「自分はこんなものじゃないという思いがあったのだろうか」。警視庁幹部はこう推測する。
小川容疑者は自身の力量を確かめるかのように、爆発物の開発過程をビデオで撮影していた。公安部が関係先から押収したビデオには、牛乳瓶を爆発させたものから、神奈川県の丹沢山中での発射実験まで、次第にエスカレートしていく爆発物の開発過程が映っていた。
公安部の調べに小川容疑者は「500キロの爆弾を作った」と供述。実際、今年夏、雨水をためるポリエチレン製の農業用タンク(長さ約140センチ、幅約100センチ、高さ約90センチ)に、火薬を詰めた土嚢9袋を入れ、横浜市金沢区の八景島付近で爆発実験を試みた。
結果は不発に終わり、この爆発物は9月21日、八景島近くの「海の公園」で発見され、公安部が押収している。





