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【衝撃事件の核心】皇居に「消火器爆弾」を打ち込んだ元“傭兵”…製造した爆発物は600キロ (1/4ページ)
皇居に向けて「消火器爆弾」を発射した元陸上自衛官の男は計600キロにも及ぶ爆発物を製造していた…。「インターネットを通じて作り方を覚え、材料も仕入れていた」。“爆弾男”の関係先からは、爆発物の開発過程を詳細に記録したビデオも押収された。映像からは、だれに知られることもなく、これほど大量の爆発物を製造していた男の危険な姿が浮かび上がっている。
(加藤達也、宝田将志)
天皇陛下が利用される研究所も“射程内”
「ドーン、ドーン」
9月18日午前2時40分。
東京都千代田区隼町付近を巡回中だった警視庁麹町署の警察官が妙な爆発音を耳にした。三宅坂交差点に駆けつけると、お堀を挟んで皇居を臨む歩道上にトラックが乗り上げていた。周囲には火薬のにおいが漂う。トラックのすぐ横に立つ1人の男。逃げる素振りはない。
「皇居に向けて消火器を発射した」
男は警察官の問いかけに平然と言い放った。
警視庁公安部が爆発物取締罰則違反の疑いで逮捕したのは、神奈川県相模原市の灯油販売業者、小川俊之容疑者(34)。
「自分は愉快犯。騒ぎを起こしたかった。世の中がどう反応をするか興味があった」
小川容疑者が発射したのは1リットル消火器3本▽同消火器2本を連結した爆発物▽3リットル消火器1本−の計5つの爆発物だ。いずれも黒色火薬が詰め込まれ、トラックの荷台に斜めに積んだ土嚢(どのう)を発射台にして飛ばされていた。
小川容疑者は相模原市の自宅をトラックで出発し、事件前に皇居を一周。調べに対し、「夏ごろに下見をした」と供述しているといい、大胆かつ計画的な犯行だった。
消火器は皇居側の土手やお堀から見つかっており、うち1本は約140メートル飛んでいた。
「実験では300メートル飛んでいた」
平然と供述する小川容疑者。三宅坂交差点付近から300メートルの飛距離が出れば、お堀を飛び越え、天皇陛下が利用される生物学研究所や田んぼ、皇宮警察の吹上護衛署が“射程内”となる計算だ。
皇居に向けて爆発物を発射した理由は…。
「敷地が広いので、けが人が出ないと思った」
公安部の調べに、小川容疑者はこう供述したという。





