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ルポ・風俗案内所乱立する宗右衛門町
このニュースのトピックス:性犯罪
大阪府内の風俗案内所の4割強にあたる約90店舗が乱立するミナミの繁華街。9日夜、その大半が集中する宗右衛門町を歩いた。
「ご自由にどうぞ」「トイレあります」。ネオン輝く風俗案内所の看板には不釣り合いな穏当な文句が並ぶ。中には、「お願い!店前でしゃべれませんので店内で」と懇願する看板もある。だが、案内所の入り口に立つ店員とみられる若い男性は通行人には一切、声をかけない。
通りをしばらく進むと突然、店頭でハッピ姿の若い男性が大きく手を2度鳴らした。目が合った瞬間、右手を伸ばし、無言で案内所の看板を指さす。路上の客引き行為を禁じた府迷惑防止条例改正後に横行しているパントマイムでの“呼び込み”だ。
そのまま案内所に入ると、その男性が話しかけてきた。「予算はいくらまでか」「1000円なら割引できるよ」。風俗店のサービス内容や料金の交渉にまで踏み込んでおり、風俗案内防止条例で規定している「営業に関する情報の提供」の範囲を逸脱しているようだが、「店と案内所は契約上では“無関係”になっているため、現場を目撃しただけではなかなか摘発できない」(府警幹部)のが現状という。
別の案内所では、「俺に聞け」との看板を掲げたほこりまみれの人気ヒーローの人形の姿も。店員は「路上で客引きができなくなった後、人形を使った呼び込みをしたけど、それも駄目になった」と話す。条例施行後、案内所の店舗数は急増したという。「他店との競争は激しくなる一方。今は少しでも興味を持ってくれた客をつなぎとめるのに必死です」。そう言うと、店をのぞいた男性客の元に慌てて駆け寄っていった。
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