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【衝撃事件の核心】猛毒ヘビ51匹、渋谷の「ヘビ屋敷」で捜査員が見た仰天光景 輸入規制なしの不思議 (2/3ページ)
生活感ない「ヘビ屋敷」
「ヘビ用の食器はあったが、人間が使う食器はない。生活感のない部屋だった」
間取り1Kの柏木被告の部屋に入った捜査員はそう感想をもらした。
壁に沿って大量に積み上げられていたプラスチックケースには、1匹ずつ小分けされたヘビがずらり。柏木被告に噛みついたコブラ科のグリーンマンバのほか、クサリヘビ科やナミヘビ科などの毒ヘビが計51匹、カミツキガメも1匹いた。いずれも飼育には都知事や環境大臣の許可が必要なものばかりだ。
周辺の聞き込みの結果、このマンションでは昨年11月、女性がヘビに噛まれる被害が出ていたことも分かった。柏木被告の自宅から“脱走”した可能性もあるが、ヘビの行方が分からず、真偽は不明のままだ。
柏木被告は入院中、任意の事情聴取に「ヘビは港湾の仕事で知り合った外国人から買った」と説明。東京都調布市のペットショップ「黒い森」で「餌を買った」と話していた。
ところが、供述に不自然な点があったことなどから、警視庁は8月19日、動物愛護法違反容疑で「黒い森」を家宅捜索。同27日に回復した柏木被告を同容疑で逮捕した。
逮捕直後も任意段階での供述を崩さなかった柏木被告だが、しばらくすると供述を翻した。
「実は…、毒ヘビの大半は『黒い森』から買っていました」
捜査関係者は「柏木は自ら通報したことで違法飼育がばれてしまった。まさに“やぶ蛇”状態だが、入手先に迷惑をかけてはいけないと『黒い森』をかばっていたようだ」と語った。
9月26日、警視庁は柏木被告にカミツキガメを6万円で販売したとして、特定外来生物法違反(譲渡の禁止)の疑いなどで、「黒い森」の経営者、阪東直樹容疑者(37)を逮捕した。カミツキガメは譲り渡し自体を禁止している特定外来生物に指定されているが、毒ヘビの販売そのものを罰する法律はなく、柏木被告に毒ヘビを売った行為を罪に問うことはできなかった。
ケニアやエジプトから購入…規制なき毒ヘビ輸入
そもそも、研究機関などを除いて一般の愛好家が飼育するのは難しい毒ヘビが、国内に流通しているのはなぜなのか。
「黒い森」は、爬虫(はちゅう)類愛好家の間ではよく知られた存在だった。
4年ほど前に店を始め、ヘビやサソリなどマニア向けの動物を扱う店としてホームページ(現在は削除)を開設。全国の愛好家相手にこれまでに約1億円を売り上げたとみられる。
毒ヘビの入手先について阪東容疑者は「以前、爬虫類のペットショップで従業員をしていたときに知ったケニアやエジプトなどの入手先から、輸入して販売していた」と供述。インターネットを通じて注文し、航空便や船便でヘビを送ってもらっていたようだ。
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