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足利将軍の木像の手首など盗難 京都・等持院 府警、窃盗容疑で捜査
このニュースのトピックス:窃盗・ひったくり
足利将軍家の菩提(ぼだい)寺として知られる臨済宗・等持院(京都市北区)で、江戸時代初期に造られた室町幕府歴代将軍の木像の手首部分や刀の柄(つか)が相次いで盗まれていたことが3日、わかった。京都府警は窃盗事件として捜査しており、同寺は「目的は分からないが、許せない行為」と憤慨している。
同寺などによると、境内の霊光殿で9月上旬、初代から15代まで並んで安置されている歴代将軍の木像のうち、尊氏像の左手首部分が取れてなくなっているのを関係者が発見。数日後には、12代義晴像の左手首部分も盗まれているのが確認された。
さらに3代義満や8代義政など5体の木像で、腰に差してある刀の柄(つか)がなくなっていることも判明。いずれも被害時期は不明だという。
霊光殿は参拝者が自由に出入りすることができ、将軍像はいずれも文化財指定を受けておらず、柵(さく)や保護ケースは設けられていない。尊氏と義晴の像は、老朽化のため手首部分が外れやすくなっていたとみられており、府警は、参拝者が途切れたすきに持ち去られたとみている。
仏像などの文化財をめぐっては、盗品がネット上のオークションなどで売買されるケースもあるが、同寺の川勝承哲副住職は「うちではこんなことは初めて。お金になるようなものではないし、悪質ないたずらだ」と話している。
同寺は、14世紀中期に尊氏が禅僧の夢窓疎石を開山として創建。京都十刹の筆頭に数えられている。
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