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【衝撃事件の核心】「怒られ、お互い嫌な気分になる前に…」父親を刺殺した15歳少女の“破滅願望” (1/5ページ)
「人の顔色を見て生きるのに疲れた…」。父親を刺殺した埼玉県川口市の私立中学3年の長女(15)は犯行動機について固く口を閉ざしてきたが、ここにきてようやく胸の内を語り始めた。勉強や対人関係のストレスを抱えて行き詰まり、家族との心中を考えていたという長女。成績の低下を知られれば親に怒られる。親も自分も嫌な気分になる。そうなる前に一家無理心中を−と考えた長女。短絡的なのか、弱すぎるのか、事件を引き起こしたのは長女の「破滅願望」だった。
ようやく語られた「動機」
「お父さんが家族を殺す夢を見たから、殺そうと思った」
逮捕直後、長女の供述に埼玉県警の捜査員は困惑した。
犯行を思い立った時期について問われると、長女は「(犯行直前まで)部屋で寝ていて、目覚めたときに刺そうと思った」などと説明。動機が不明瞭な衝動的な犯行であることをにおわせた。
死亡した父親(46)は包丁で胸と額を刺され、肺に達する傷まであった。15歳の少女がやったとはとても思えないこの凄惨な事件。一部では“覚醒障害説”まで出るに至った。
「覚醒障害は寝ぼけている状態に近い。長女の不可解な言動を説明するには都合がいいが、今回の事件に当てはまる可能性は極めて低い。まずは長女と捜査員の“心の距離”を縮めることが先決だ」(捜査幹部)
長女の趣味であるカラオケやアニメの話をし、多感な年頃である長女の心をときほぐすことに腐心した捜査員。心を開いた長女が事件に至る経緯を語り始めたのは、逮捕から10日以上たったころだった。
「両親によく思われたい」
「人からどう見られているのか、とても気になる性格」
取り調べで長女は、こう自己分析をしてみせた。
「人の目が気になる性格」とは、「他人からよく見られたい」という願望が強いということだろう。長女は実際、親からよく思われたいと自分を縛り続け、それが不可能になったときに暴発したのだ。




