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【平和奥田特別背任事件】3代目のワンマン元社長暴走 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:脅迫・強要
裏社会とつながりを持つブローカーに操られた3代目の社長は、父親らが築き上げた会社をわずか数年で上場廃止に追い込んだ。中堅ゼネコン「平和奥田」旧経営陣らによる特別背任事件。元社長の奥宗嗣容疑者(46)は、暴力団と親しい山元康幸容疑者(51)が紹介する不動産取引話にのめり込んだ。脅迫事件の舞台になった東京・南青山など不透明な物件が多かったが、「反対すれば左遷される」と恐れる側近に、元社長の暴走は止められなかった。
「先代のときは健全経営だった。内部留保金が数十億円もあって取引はすべて現金。手形なんてほとんど振り出していなかった」
現役役員は、2代目の奥和男氏(故人)が社長だった時代を懐かしむ。奥容疑者は和男氏が亡くなった平成13年4月、3代目の社長に就任した。しかし、公共工事の受注は年々減少し、新たな収益源を確保するため、16年から不動産事業に傾注し始めた。このころから手形の乱発も始まった。
奥容疑者が不動産事業のパートナーとしたのが、以前から懇意にしていた山元容疑者。次々に持ち込まれる“もうけ話”に食いついたが、紹介されたのは、大半が開発が難しい“欠陥物件”だった。