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【平和奥田特別背任事件】元社長ら4人を特別背任容疑で逮捕
このニュースのトピックス:脅迫・強要
大証2部上場の中堅ゼネコン「平和奥田」(滋賀県東近江市)の旧経営陣らが価値のない山林を高額で購入し、会社に2億円の損害を与えたとして、大阪、滋賀両府県警は25日、特別背任容疑で同社元社長、奥宗嗣容疑者(46)と知人で元運送会社役員、山元康幸容疑者(51)ら4人を逮捕した。同社株は、大証が8月15日付で上場廃止を決定している。
他の逮捕者は、元常務の上原平太郎(61)と不動産会社役員の中村嘉秀(46)の両容疑者。奥、山元両容疑者は容疑を否認。上原、中村両容疑者は大筋で認めているという。
山元容疑者は昨年2月、同社が参画した東京・南青山の土地整理事業に関して国会質問した衆院議員を脅迫したとして、警視庁などが逮捕。今年3月に有罪判決を受け、現在控訴中。
調べでは、奥容疑者らは平成16〜17年、和歌山県那智勝浦町の山林約8万6000平方メートル(評価額330万円)を2億円で購入し、会社に損害を与えた疑い。山林はリゾート会社への転売名目で購入されたが、開発許可が下りる見込みはなく、同社はほぼ全額を評価損として計上した。
取引を仲介した山元容疑者は約9500万円の利益を得て、うち約5500万円を親しい暴力団組員に提供。残りは平和奥田への債務返済に充てたという。
同社は昭和8年に奥容疑者の祖父が創業。平成7年に大証2部に上場し、13年4月に奥容疑者が3代目の社長に就任。粉飾決算が発覚した昨年12月に引責辞任した。