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秋葉原無差別殺傷事件1カ月 加藤容疑者「後悔している」も謝罪なし (1/2ページ)

2008.7.7 21:00
このニュースのトピックスネット犯罪
東京・秋葉原の無差別殺傷事件の現場に設けられた献花台で手を合わせる人=6日午前東京・秋葉原の無差別殺傷事件の現場に設けられた献花台で手を合わせる人=6日午前

 17人が死傷した東京・秋葉原の無差別殺傷事件は8日、発生から1カ月を迎える。職場や親への不満を募らせ、些細(ささい)なトラブルを引き金に犯行に走った加藤智大(ともひろ)容疑者(25)。最近になってようやく、警視庁万世橋署捜査本部の調べに「後悔している」と話し始めたが、被害者への明確な謝罪はいまだにない。事件の全体像が徐々に明らかになる一方、薄い動機に関係者の悲しみは癒えない。東京地検は責任能力に問題がないことを確認するため、7日から加藤容疑者の鑑定留置に入った。

 

明確な謝罪なく

 加藤容疑者は殺人未遂の現行犯で逮捕された直後、自らの起こした事件の大きさを理解している様子はなかった。

 最近になって少しずつ変化を見せ、「取り返しのつかないことをした。申し訳ない」と供述。17人が死傷させたことも「後悔しています」と口にするようになったが、被害者への明確な謝罪はいまだにないという。

 加藤容疑者は5月以降に限っても、携帯サイトの掲示板に自らの心境や不満など3000件を超える書き込み、取り調べでも「書き込みはすべて本音です」と話しているという。

 だが、書き込みに対するネット利用者からの反応はほとんどなく、孤独感を募らせ、「ネットの人間に存在を気づかせたくて大きな事件を起こそうと思った」と供述。「初めてきちんと話を聞いてくれた」(加藤容疑者)のは、皮肉にも、逮捕後に取り調べに当たった捜査員だった。

 

3カ月かけて鑑定

 地元・青森県でトップの高校に入学しながら、その後は思うように進学や就職ができなかった境遇について、加藤容疑者は取り調べで涙を見せることもあるという。親の教育方針に不満を漏らし「両親とは絶縁状態」と供述。派遣社員としての生活に不安を抱え、勤務先のリストラ計画で職場への不満も鬱積(うっせき)、事件の直接の引き金についても「(勤務先の)ツナギ(作業着)がなくなり、やけを起こした」と話している。

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東京・秋葉原の無差別殺傷事件の現場に設けられた献花台で手を合わせる人=6日午前
東京・秋葉原でチラシを配るメイド姿の女性。事件前の日常には戻れない=6日午後
大勢の買い物客らでにぎわう東京・秋葉原。無差別殺傷事件から4度目の日曜日を迎えた=6日午後
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