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【衝撃事件の核心】大学全入時代になぜ?「裏口入学斡旋詐欺」 医学部受験の特殊事情とは… (1/3ページ)
このニュースのトピックス:ネット犯罪
なぜ“大学全入時代”に「裏口入学」をめぐる問題が起きるのか。
大阪地検特捜部は今月2日、裏口入学を斡旋(あっせん)したとして、詐欺容疑でオーケストラの元指揮者ら4人を逮捕した。くしくも川崎医科大(岡山県倉敷市)でも、副学長が推薦入試の実施前に受験生の親と面会し、仲介者に大金が渡るという不透明な実態が発覚した。
いずれもいまなお「狭き門」といわれる医学部が舞台。受験生に裕福な家庭が多く、公然とカネが飛び交った時代もある。そんな医学部ならではの特殊事情が背景にあるようだ。
音楽家と医学部
「私は有名な音楽家なのでいろんなコネがある」
大阪地検特捜部に逮捕された武田章夫容疑者(54)はこう言って、関東地方の私立大医学部に入学を希望していた受験生の両親をだましたとされる。
武田容疑者は民間オーケストラ「ニューフィルハーモニー管弦楽団」の元常任指揮者。インターネット上で検索すると、国内外のさまざまなコンサートで指揮をしていることが分かり、確かに「有名な音楽家」という一端はみられる。
武田容疑者は昭和51年、大阪音楽大卒業後、神戸常盤短大講師などを経て「武田博之」の名で関西を拠点に活動していた。平成元年には大阪市が文化振興に貢献した人に贈る「咲くやこの花賞」を受賞している。ただ、関係者によると、ここ数年は指揮者として活動しておらず、「借金返済に困っていた」という。
音楽家と医学部。なぜ、コネがあるという話を簡単に信じたのか。
捜査関係者は「子供が受験に失敗し続けており、親が何としてでも医者にしたいという一心で、わらにもすがりたいという気持ちだったのだろう」と話す。
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