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【独裁の果て NOVA社長逮捕】(下)繰り返された失踪と情報隠蔽のあげく (1/2ページ)
このニュースのトピックス:NOVA問題
スポーツカーが猛スピードで大阪へ向けて暴走していた。付近のパトカーが察知し、サイレンを鳴らして追跡。しかし、観念して止まるどころか、さらに加速した。
グングン引き離されたパトカーは、給油中にようやく追いついたが、もはや速度超過の現行犯ではなかった。警察官は「気をつけてくださいよ」と警告するしかなかった。
真偽のほどは定かではないが、NOVA元社長、猿橋望容疑者(56)が語った「武勇伝」だ。
「公権力を甘く見てたんでしょうね」
猿橋容疑者からこの逃走劇を聞かされた元役員は、そう漏らした。
受講生の解約金トラブルが相次ぎ、NOVAは昨年6月、経済産業省から1年以上の長期契約などを6カ月間禁止する一部業務停止命令を受けた。
猿橋容疑者は社内に「大丈夫。影響は少ない」と甘い見方を示していたが、結果的にNOVAの致命傷となった。
猿橋容疑者は解約金トラブルに対し、当初から強硬姿勢をとっていた。
消費者センターへの苦情は増え続けていたが、自社の正当性をこう表現していた。
「そばがまずくても、そば屋は残した分を返金しない」
◇
経営が悪化する中、NOVAは流通大手「丸井」との提携話に望みをつなげていた。
受講生向けクレジットカードに丸井子会社のカードを採用する代わりに、財政支援を受ける内容だった。
しかし昨年5月下旬、交渉の場で猿橋容疑者は調印を渋り、そのまま失跡。提携話も立ち消えとなった。元社員は「調印していればNOVAは生き残れたかもしれない」と悔やむ。











