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「お茶の間留学」事業で3億円の余分支出    

2008.6.25 20:32
このニュースのトピックスネット犯罪

 英会話学校「NOVA」の社員積立金を横領したとして逮捕された元社長、猿橋望容疑者(56)が、テレビ電話による「お茶の間留学」事業で、自身がオーナーの通信会社のサーバー6台を余分にNOVAに貸し、総額約3億円の使用料を支払わせていたことが、大阪府警捜査2課の調べなどで分かった。府警は、猿橋容疑者が多額の負債を抱えていた通信会社の救済目的に、NOVAに不当な使用料を支出させて損害を与えた可能性もあり、会社法の特別背任にあたるかどうか慎重に捜査している。

 調べなどによると、この通信会社はNOVA関連企業の「ギンガネット」。NOVAは平成14年4月から、ISDN回線専用サーバー30台をレンタルしていたが、うち10台はほぼ未使用だったため、15年4月までに20台に減らした。

 しかし、16年4月以降、レンタル台数を再び26台に増加。新たに借りた6台分はほとんど使用されることもなく、17年10月以降は22台に削減したが、16年4月〜17年9月で、余分なサーバー使用料は2億9400万円にのぼった。

 関係者によると、ギンガ社は12〜13年ごろ、石川銀行から、増資引き受けの見返りに約50億円の融資を受けたが、同行が13年末に破綻。未返済の債務約20億円が整理回収機構(RCC)に移管され、NOVAからも約20億円の貸し付けを受けていたため、ギンガ社は当時、RCCとNOVAにそれぞれ月数千万円の返済を迫られていたという。

 余分なサーバーについて、関連会社「ノヴァ企画」元役員、村田利彦容疑者(49)=業務上横領容疑で逮捕=も、逮捕前の府警の任意の事情聴取に「台数が多すぎて問題があった」と説明。府警は、猿橋容疑者がギンガ社の返済に充てるため、NOVAに必要以上のサーバーを借りさせて使用料を払わせていた疑いもあるとみて調べている。

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