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NOVA元社長を取り調べ 逮捕へ 事実関係認めるコメントも
英会話学校「NOVA」(大阪市、破産手続き中)の猿橋(さはし)望(のぞむ)元社長(56)が、社員の互助組織の積立金を受講生への返還金に流用したとされる疑惑で、大阪府警捜査2課は24日午前、猿橋元社長に任意同行を求め、業務上横領容疑で取り調べを始めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。猿橋元社長は取り調べに際し、容疑について「事実関係につきましては間違いありません。社会的審判を受けるべく、警察の調べを受けたいと思います」などとしたコメントを発表した。
府警が猿橋元社長に対する強制捜査に着手したことで、約30万人もの受講生が被害を受けた業界最大手の経営破綻(はたん)は刑事事件に発展する。
調べでは、猿橋元社長は昨年7月に関連会社「ノヴァ企画」元役員(49)を通じて当時の経理担当者に指示し、互助組織「社友会」の積立金約3億2000万円をノヴァ企画の口座を経由してNOVAの口座に移し、解約した受講生の返還金に流用した疑いが持たれている。
関係者によると、社友会には日本人社員の大半が加入し、昨年3月時点で会員数約2000人。慶弔費の支給など福利厚生を目的に給与から月約2000円が天引きされ、専用口座に積み立てられていた。代表は猿橋元社長が務めていた。
一方、取り調べが始まった24日午前、猿橋元社長は代理人の弁護士を通じてA4判用紙1枚分のコメントを発表。流用について「深く考えずに行動してしまったことについて、今は、深く反省しています」とする一方で、「会社の資金を1円たりとも私的に流用したことはない」と釈明した。
また、経営破綻以来、公の場での謝罪はなかったが、「倒産にあたり、生徒の方々、社員の方々、並びに取引先の多くの方々に、多大なご迷惑をおかけしたことを、まず、お詫び申し上げます」とコメントした。

