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【衝撃事件の核心】生い立ち触れられると泣く容疑者 犯行への心の軌跡 分析・秋葉原通り魔事件(下) (4/5ページ)
犯行当日の8日は午前5時すぎに起床。新たな掲示板を立ち上げ、午前6時半ごろ、自宅を出ると“実況中継”をスタートさせる。
リュックサックにナイフ5本と特殊警棒を詰め込み、段ボール箱を抱えてトラックに乗り込んだ。箱の中身はゲーム機やゲームソフト、そしてペティナイフ1本が入っていた。「喜ぶと思った」。加藤容疑者にとって、最後の生身の友達である派遣先の同僚男性に段ボール箱を託した。
身辺整理を済ませると、沼津ICから東名高速で横浜青葉ICまで、その後は国道246号を経由し、秋葉原を目指す。
《神奈川入って休憩 いまのとこ順調かな》
《酷い渋滞 時間までに着くかしら》
《渋谷ひどい》
実況も続く。
午前11時45分。
《秋葉原ついた》
《今日は歩行者天国の日だよね?》
午前0時10分。
《時間です》
この後に、午前5時21分の時刻の書き込みを《秋葉原で人を殺します》《車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら》に書き換えた。
歩行者天国は正午にスタートしたが、《時間です》と書き込んでから実際の犯行時間の午後0時33分までは、20分以上のタイムラグがあった。現場近くの量販店でトイレを借り、現場交差点を往復する。
「ためらった」
人間らしさを取り戻したのか、取り調べでこう漏らしたという。が、結局、赤信号で停止した車を追い越し、40キロ超のスピードで交差点に進入、ブレーキを踏まずに歩行者に突っ込んでいった。
警察官に取り押さえられるまで、わずか2分。
歩行者5人をはね、トラックを乗り捨てると、交差点方向に約70メートル走り抜けながら、12人を次々に刺した。
「負傷者を救護していた警察官を刺したところまでは覚えているが、あとは頭が真っ白で覚えていない」
最後も警棒で応戦する警察官にナイフを振り回し、抵抗を続けた。
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