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【衝撃事件の核心】「ツナギ動機」は口実? 乏しい説得力 分析・秋葉原通り魔事件(上) (1/4ページ)
東京・秋葉原の無差別殺傷事件は22日で発生から2週間が経過する。「決意の上での犯行だった」。こう供述する静岡県裾野市の派遣社員、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)=殺人容疑で再逮捕=は、犯行の3カ月以上前から携帯電話サイトの掲示板で、“無差別殺人”へと突き進む“負の感情”を赤裸々に綴ってきた。劣等感に孤独感。そして厭世(えんせい)観…。ため込んでいた鬱憤(うっぷん)は、派遣先のリストラ情報をきっかけに暴発した。多い日には一日で100回を超えた掲示板への書き込みと逮捕後の供述から、容疑者の心の葛藤に迫ってみた。(伊藤真呂武)
犯行当日に事件を“予告” 「誰かが気付いて、止めてくれると思った」と身勝手な供述
加藤容疑者は6月8日午後0時33分、2トントラックで交差点に進入し歩行者5人をはね、東京情報大2年、川口隆裕さん(19)ら3人を殺害。さらに約70メートル先でトラックを乗り捨て、交差点に戻りながら、殺傷力の高いダガーナイフを振り回し12人を次々に刺し、東京芸大4年、武藤舞さん(21)ら4人を殺害した疑いが持たれている。
犯行から7時間前の8日午前5時21分。《秋葉原で人を殺します》というタイトルに続き、《車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら》と犯行を予告する書き込みが始まる。
その後も、8日早朝に自宅を出発し、レンタカーのトラックで秋葉原到着までを刻々と“実況中継”する内容が書き連ねられている。
タイトルや冒頭の犯行予告は、犯行直前に書き換えられたものであることがその後の捜査で判明。この掲示板は、投稿者自身であれば書き込み時間を変えずに内容だけを変更することが可能だが、加藤容疑者は「犯行までの状況はサイトに書き込んだ通り」と供述。さらに「犯行予告に誰かが気付いて、警察に通報するなどし止めてくれると思った」と身勝手な主張も展開している。
「携帯、ネット依存症」自認 唯一の居場所・ネットの“仲間”からも無視
加藤容疑者の書き込みは2月、劣等感の告白で始まる。《負け組は生まれながらにして負け組なのです まずそれに気付きましょう そして受け入れましょう》。この3日後には《このまま死んでしまえば幸せなのに そう思うことが多々あります》と自殺願望を打ち明けている。
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