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硫化水素自殺、昨年の18倍に激増 3人に1人が20代男性

2008.6.19 10:28
このニュースのトピックス自殺

 有毒ガスで他人を巻き込むおそれがある硫化水素による自殺が今年1〜5月で489件、517人に上ったことが19日、警察庁のまとめでわかった。年間27件、29人だった昨年の約18倍にのぼる。同庁は有毒ガスの発生方法を解説したサイトがインターネット上に多数出現したことが主な要因とみて、プロバイダーに対し、発生方法を紹介して自殺を誘う情報の削除を要請する一方、他人を死傷させた場合、自殺者本人の積極的な立件も検討するなど、沈静化を図っている。

 まとめによると、今年1〜5月の硫化水素自殺のうち、約79%にあたる407人が男性だった。

 年代別で最も多かったのは20歳代の232人。以下30歳代、143人▽40歳代、68人▽20歳未満、51人▽50歳代、17人▽60歳以上、3人−の順。男性では遺体の状態から年齢が分からなかったケースも3人いた。

 男性では20歳代が178人で最多。30歳代が115人、40歳代が61人。女性は、20歳代が54人、30歳代が28人で、「20歳代、男性」の突出ぶりが目立つ。

 1、2月は2けた台前半で推移。3月、ネット上に硫化水素の発生方法を採り上げたサイトが急増すると自殺者は爆発的に増えて4月に200件を突破、5月も190件台だった。

 硫化水素で近隣の住民らが被害を受けるなど大きな社会問題となったことから、警察庁は4月、発生方法を説明し「簡単に死ねる」「楽に死ねる」などと自殺を誘う表現がみられるサイトを「有害情報」に指定し、サイト管理者に削除を要請してきた。警察庁では「大部分のサイトが検索できないところまできており、対策に一定の効果はある」としながらも「削除や検索不能の措置に応じてもらえない運営会社もあり、完全な対策は難しい」(幹部)として、引き続きサイト管理者らへの働きかけを続ける方針。

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