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【疑惑の濁流】ニセ丸紅部長が告白 「ニセ名刺、ダンヒルのメガネで演じた」 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:疑惑の濁流
「やらざるを得ない、という決意を持って臨んだ」
LTT元社長から「架空の投資話だった」と明かされ…
A氏は会議前日、Y氏から送られた資料を基に、病院運営法人と丸紅が結んだとする基本合意書の原案を作成していた、とも明かす。
実際の会議でY氏が米証券大手の担当者に示した基本合意書には、法人の社長や丸紅代表取締役の印鑑が押されるなど、すでに契約が交わされたことになっていた。
もちろん、この合意書も偽物だったが、A氏はこう弁明する。
「Y氏を信じていた。今思えば(会議当日にY氏から手渡された)契約書類のコピーには、パソコンで変換されない漢字や、印影が黒塗りにされるなど、不審な部分もあったが…」
会議の数日後、事態は急変する。リーマンへの資金の償還が焦げ付いてしまったのだ。
3月上旬になると、A氏はY氏から一連の投資話が「架空だった」と打ち明けられ、相前後してY氏はLTT社の社長を解任された。
米証券大手も印鑑証明書が用意されなかったことやS氏、Y氏らの“風評”を聞きつけ、投資を結局見送った。
3月19日、アスクレ社が破産を申し立てた。“舞台装置の中心”が崩れ落ち、ほどなくして疑惑が表面化した。
警視庁捜査2課はリーマン側からの告訴に基づき、詐欺容疑で捜査に乗り出している。複雑な事案の全容解明に向け、幅広く関係者から事情を聴いている。
捜査にあたっている警視庁の幹部はこう語っている。
「誰かがウソをついている。慎重にウラを取りながら捜査していく」
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