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【衝撃事件の核心】孤独感か、顕示欲か ネットに向かう「予告」「告白」 (1/3ページ)
「現実では誰にも相手にされませんもの。ネットならかろうじて話してくれる方が…」「秋葉原で人を殺します」。東京・秋葉原の無差別殺傷犯、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)は社会からの疎外感を強める一方で、携帯サイトには5月以降3000回以上も書き込み、当日は犯行を予告・中継までしていた。現実社会での疎外感と、ネットへの異様な傾斜。重大事件に絡み若者がネットに予告、過程を書き込むケースが目立つが、その心理とは孤独の裏返しか、それとも自己顕示欲なのだろうか。(荒井敬介)
「唯一の居場所」書き込みは3000回以上
「携帯電話は生活の一部だった」
警視庁万世橋署捜査本部の調べに対する加藤容疑者の供述である。
加藤容疑者は犯行前、携帯サイトに職場への不満、異性関係の悩みや他者への敵意などを書き込んでいた。5月中旬以降には頻度も増加し、犯行当日までの数週間で書き込みは実に3000回以上にも及んだ。
《携帯ばかりいじっていてはダメということらしいですけれど、現実では誰にも相手にされませんもの ネットならかろうじて、奇跡的に話してくれる方がいます》(5月10日)
加藤容疑者はサイトにこう記していた。
対人関係の希薄さがうかがえる記述だが、ネット上で「会話」をすることが目的のサイトでも、ほとんどが加藤容疑者の記述ばかりだった。
誰からの反応もないブログ状態で、ここでも「孤独」だった。
それでも加藤容疑者はネットに依存した。その理由を次のように記している。
《ネットから卒業すれば幸せになれるという人が居ます 私の唯一の居場所を捨てれば幸せになれるのでしょうか すなわち、死ね、ということなのでしょう》(4月15日)
「唯一の居場所」と表現した加藤容疑者。ネットに“居住”し現実の社会から乖離したことが、事件に何らかの影響を与えたのだろうか。
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