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【秋葉原通り魔事件】職場への嫌がらせ計画 「搬入口、トラックで妨害」
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、静岡県裾野市の派遣社員、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が、派遣先の工場で人員削減計画が持ち上がった際、「腹いせに搬入口にトラックを止めて(業務を)妨害してやろうか」と同僚に漏らしていたことが13日、分かった。工場では年下の同僚と言い争いになるなど、トラブルがあったことも判明。警視庁万世橋署捜査本部では、就労形態が不安定な派遣社員という立場や対人関係などの不満が募って事件に至ったとみている。
加藤容疑者は昨年11月から裾野市の関東自動車工業東富士工場に派遣され、3カ月ごとに契約を更新する形で勤務を続けていた。
人員削減計画が決定したのは5月末。派遣社員200人のうち150人を6月末に解雇する内容だった。加藤容疑者の派遣元にも通告があり、工場では「(派遣元が)完全撤退して全員解雇される」といううわさが広まった。この際、加藤容疑者は同僚に「両親も頼れない。車で事故を起こして借金も背負っている」などと動揺をみせていた。
結局、加藤容疑者は削減対象とはならなかったが、就労形態が不安定な派遣社員という立場を実感したとみられ、「いらなくなったら結局は(クビを)切るんだ」などと話していた。
この削減計画が工場側への不信感を増大させ、加藤容疑者は「レンタカーを借り、(工場の)搬入出入り口に4トントラックを止めて(業務を)妨害しようか」と同僚に漏らしていたといい、職場への嫌がらせを計画したとみられる。実際にはこうした嫌がらせは行われなかった。
一方、加藤容疑者は1日に8時間、ラインで流れる車の塗装面をチェックし続ける仕事内容に不満を持っていたとされる。検査は2人1組で行っていたが、ミスが発覚した際、相方の年下の同僚と「お前のせいでおれも怒られた」とお互いに言い合ったことがあるという。
同僚の1人は加藤容疑者について、「普段は温厚で年上にも礼儀をわきまえている分、逆に年下に言われると激高するタイプ」と指摘。作業中に突然、大声を出して怒り出すこともあったという。
こうした中、今月5日朝に出勤した際、作業着が見あたらないことに激高してそのまま帰宅。その後、ナイフを購入するなど犯行に向けた準備を進め、3日後の8日昼に凶行に至った。
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