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「常識外れ」いぶかる関係者 点滴液つくり置き (1/2ページ)
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看護師による薬剤の「作り置き」が原因だった疑いが強まった診療所「谷本整形」(三重県伊賀市)の集団院内感染。効能の劣化や細菌の繁殖が進みやすい点滴液は、投与の直前に調合するのが基本とされ、医療関係者からは常識を外れた診療所の対応をいぶかる声が相次いでいる。
点滴液に使用された薬剤を製造、販売する業者は「開封後すぐに使うのが前提。開封したら滅菌状態は保てない」(食塩水の販売元)、「6時間までしか(効果と安全性は)分からない」(鎮痛剤のメーカー)と説明。使用直前にパックから取り出すよう製品に明記しているといい、大阪府内の医薬品卸業者は「そもそも作り置きすることを想定して製造しておらず、開封後の薬剤の取り扱いにまでは責任を持てない」と話している。
「通常は点滴する直前に調合する」と話すのは愛知県内にある診療所の医師(55)。点滴液はマイナス20度以下で保管しないとウイルスに感染する可能性が高まるためといい、医師は「注意していても院内感染することがある。(薬剤を)作り置きするなら、注射器を使い捨てにしたりして院内の衛生面に気を付ける意味がなくなってしまう」と谷本整形の対応に首をかしげる。

