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【衝撃事件の核心】おとり捜査避け白昼の住宅街で主婦らにシャブ販売 決定的瞬間をキャッチ (1/4ページ)
覚醒(かくせい)剤といえば、かつては若者が闊歩する渋谷・センター街などの繁華街でこっそり売買されるのが主流だった。だが最近は、ターミナル駅の沿線にある閑静な住宅街に売買場所がシフトしているという。密売人はイラン人グループ。客は主婦や若者が中心で、取引もわずか数秒で終わる。精神と肉体を蝕(むしば)む“魔の白い粉”は、ありきたりの住宅街からどんどん蔓延している。関東信越厚生局麻薬取締部が撮影した密売イラン人と客が取引する瞬間の衝撃映像を入手した。(森浩)
待ち合わせは「お寺」…1日10人取引
東京都世田谷区の閑静な住宅街にある寺の前に、ニット帽をかぶった20代とおぼしき女性が携帯電話をいじりながら、たたずんでいる。辺りを見渡すわけでもなく、落ち着いた様子。その振る舞いは日常の中に自然にとけ込んでいる。
自転車に乗った外国人の男がスーッと近づくと、女性は木の陰についていった。サッと“白い何か”が外国人の男の手から、女性に渡された。周囲には、散歩するお年寄りや下校中の小学生がいたが、無関心に通り過ぎていく。2人はそのまま別れ、女性は駅の方向へと立ち去った。
わずか5分後。寺の前には若い男性が現れた。外国人の男は背後から近づき、寺院の脇ですばやく何かをやりとりした。男はこの日、こうやって10人と接触、堂々と“取引”をやってのけた。
今年1月9日、世田谷区内で関東信越厚生局麻薬取締部が撮影した映像だ。袋に入った「白い何か」は覚醒剤。覚醒剤のパケット(包み)を手渡していたのはイラン国籍のハファズ・シャヒディ・タバル被告(37)=覚せい剤取締法違反罪などで起訴。
タバル被告は1月15日、世田谷区内の自宅アパートで、覚醒剤約70グラムやコカイン約15グラム、大麻約125グラムなど5種類の薬物を販売目的で持っていたとして麻薬取締部に逮捕された。逮捕の6日前の証拠映像だった。














