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一通の告発メールで“隠蔽の壁”突破 タクシー接待問題 長妻議員インタビュー (1/2ページ)
深夜帰宅のタクシーで、ビールやおつまみだけでなく、現金や金券まで飛び交っていた官僚への車内接待問題は6日、接待を受けた職員は13省庁の502人にのぼっていることが分かり、タクシー業界で「居酒屋タクシー」と呼ばれてきた慣行が深夜の霞が関全体に蔓延(まんえん)していることをうかがわせる。この問題にスポットを当てたのは、民主党の長妻昭衆院議員だった。長妻氏は産経新聞のインタビューに「官僚なら何をやってもいいというおごりが問題の根底にある」と、霞が関に残る接待体質と隠蔽(いんぺい)体質を厳しく批判した。(聞き手 池田証志)
▽内部告発メール届く
−−問題に注目した理由は
「霞が関でタクシー代の水増しをして1割を官僚にキックバックしていると告発するファクスが5月下旬に届いたのが始まりだった。『まさか』と思ったが、本当なら運賃として支払われた税金が役人に環流していることになる。全省庁に調査依頼したところ、大半が否定的な回答だったが、ビール接待については認める省庁もあった。財務省は初め、金券提供は『ない』と答えていた」
《財務省は5日、本省全職員を対象にした調査の中間報告で、364人が飲み物などの提供を受けていたほか、1人が現金を、18人が金券を受け取っていたことを発表した》
−−どうやって認めさせたのか
「内部告発とみられるメールが届き、2人の官僚を名指ししていたので、直接電話して確認したところ、『デパートの商品券を3枚もらった』と認めた。『なぜ省の調査に正直に答えないのか』とただすと、質問には“キックバック”と書いてあるが、もらったのはお歳暮であってキックバックではないと。こんな屁(へ)理屈がまかり通っているのが霞が関だ。すぐに主計局長らを呼んで、『あるじゃないか。ちゃんと調べてくれ』と言ったら、『さすがに現金はありませんよ』と答えていた」



