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【衝撃事件の核心】船場吉兆、「お家芸」の隠蔽体質 取材当初は使い回し否定 (1/3ページ)

2008.5.11 09:53
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
問題の発覚から初めて報道陣の前に姿を現し、会見し頭を下げる湯木佐知子・船場吉兆社長=7日午前11時15分、大阪市中央区の船場吉兆本店(撮影・頼光和弘)問題の発覚から初めて報道陣の前に姿を現し、会見し頭を下げる湯木佐知子・船場吉兆社長=7日午前11時15分、大阪市中央区の船場吉兆本店(撮影・頼光和弘)

 もはや「お家芸」と言うしかない。女将は問題をひた隠しにした揚げ句、追及されると開き直りともとれる持論を展開した。

 高級料亭「船場吉兆」(大阪市)。本店や博多店をはじめ、今年1月に閉店した心斎橋、天神の両店を含む全料亭で食べ残しの使い回しが発覚した。産経新聞は先月上旬、使い回しについて船場吉兆側に取材を申し入れていたが、当時の回答は「そういう事実は判明していない」だった。

 取材には否定しながら、使い回しを報じた今月2日午後、立ち入り調査に入った大阪市保健所には事実関係をあっさり認め、「公表することに頭が回らなかった」と釈明。一からの出直しを誓ったはずの老舗の背信は一体、どこまで続くのか。

 会見での説明によると、創業者の三女で女将の湯木佐知子社長(71)が使い回しを知ったのは、今年3月ごろ。牛肉偽装事件を捜査中の大阪府警から任意の聴取を受けた際、捜査員から聞かされたという。

 女将は「びっくりした。本当にむちゃくちゃなことをしてくれた」と、「もったいない精神」で使い回しを指示したとされる夫の正徳前社長(74)を批判した。

 しかし、産経新聞が取材を申し込んだ先月、代理人を通じて伝えられた女将と前社長の回答は「使い回しは判明していない」。一連の偽装表示問題の再発防止策として、内部通報窓口を設置したという船場吉兆。今年1月からの営業再開後は「一切やっていない」(女将)と強調しているが、肝心のトップの対応は旧態依然の隠蔽(いんぺい)体質を改めて露呈した。

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問題の発覚から初めて報道陣の前に姿を現し、会見し頭を下げる湯木佐知子・船場吉兆社長=7日午前11時15分、大阪市中央区の船場吉兆本店(撮影・頼光和弘)
近畿農政局に改善報告書を提出 会見冒頭頭を下げる船場吉兆の湯木佐知子取締役(左)と湯木喜久郎取締役 =12月10日午前、京都市上京区(撮影・柿平博文)
船場吉兆で残り物を使い回しにした問題で湯木佐知子社長が謝罪会見を行う。福岡の吉兆でも同様の使い回していたことがわかり、再度謝罪会見を行う湯木社長=7日午後7時15分、大阪市中央区(撮影・前川純一郎)
会見で苦渋の表情で頭を下げる船場吉兆の山中啓司料理長=2日午後7時36分、大阪市中央区の船場吉兆(頼光和弘撮影)
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