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【竹内薫の科学・時事放談】携帯、子供を守る方法 親が決めるしかない (2/2ページ)
このニュースのトピックス:強盗事件
極論すれば、未成年者の安全を最優先するのであれば、そもそも携帯・PHSでインターネットに接続したりメールをしたりできなくすればよい。だが、そういった「検閲」が行き過ぎると、日本の「表現の自由」は失われる。政府が過度の情報統制をすることは憲法で禁止されている。
フィルタリング・サービスには、大きく分けて、ホワイトリスト方式とブラックリスト方式がある。前者は、携帯・PHS業者が「優良」と認定したサイトだけをホワイトリストに載せて、接続できるようにするもので、後者は逆に「有害」とされるジャンルをブラックリストに載せて、接続を禁止する。ホワイトリスト方式は安全性が高いが、ほとんどのサイトにつながらなくなってしまう。ブラックリスト方式は、一般サイトにもつながるが、安全性が低くなる。
携帯・PHS各社は、未成年者の契約時に親がどちらの方式でも選べるよう配慮している。しかし、たとえば、私のブログ(日記)など「毒舌放言御免!」と銘打っているため、有害サイトに分類されてしまうのだ。私の日記が出会い系サイトと同じレベルの有害さをもっているとは心外だが、ここには、安全と表現の自由のジレンマがある。
未成年者に携帯・PHSを持たせる場合、小学生のうちはホワイトリスト方式、高校生になったらブラックリスト方式という手もあるが、最終的には、親が自らの信念に従って決めるしかない。これは、案外と難しい選択である。
(たけうち・かおる=サイエンスライター)

