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【衝撃事件の核心】福岡女性殺害 「狂気宿る目」明るい少年が“女性の天敵”に変わるまで (4/4ページ)
■万引発覚→奇行の末に…
野地容疑者の奇行が目立ち始めたのは、昨年秋以降という。
野地容疑者の部屋から深夜たびたび、「出て行け」「開けろ」などの叫び声が聞こえるようになった。
野地容疑者は昨年11月、市内のスーパーで約2000円分のコンタクトレンズ関連商品を万引し、現行犯逮捕された。このことが奇行に関係しているともみられている。
「いつも充血した目をしていて、何をするか分からない怖さがあった」
マンション住民はこう証言する。
昨年暮れには、住民の一人が野地容疑者の奇異な言動について福岡県警に通報。警察官が駆けつける騒ぎとなった。しかし、警察官がインターフォンを押しても野地容疑者はドアを開けず、接触できなかった。
「第1の凶行」直前の今年3月には、階下の部屋に突然「うるさい! 静かにしろ」と怒鳴り込んだこともあった。
「第2の凶行」直前の4月10日前後の朝には、野地容疑者の部屋から「僕じゃないと思う人」と意味不明な言葉を叫ぶ声が聞こえたと証言する住民もいる。
野地容疑者には最近、ほとんど収入がなく、消費者金融には約50万円の借金があったという。
携帯電話は料金滞納のため止められていた。
家族とも離れ、仕事もうまくいかず、生活費にも事欠くようになり、次第に孤立感を深めていった姿が浮かび上がる。
17日午前10時ごろ、野地容疑者が福岡地検に向かうため、早良署の裏口に姿を見せた。半袖シャツとジャージー姿。待ちかまえていた報道陣をにらみつけ、そして一瞬笑った。
犯罪心理学者で聖学院大客員教授の作田明氏はこう分析する。
「今回の犯行は計画性がなく、攻撃的な感情が積もり積もって爆発したケース。瞬間的なムラムラとした、むしゃくしゃした気持ちの赴くままに殺害していると考えられる。殺す相手は誰でもよかった。何度も刺すという行為は、自分が痛めつけられてきた社会に対する恨みがこもっているのではないか」












