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【衝撃事件の核心】福岡女性殺害 「狂気宿る目」明るい少年が“女性の天敵”に変わるまで (3/4ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
ところが、高校生になる前後から、彼は変わり始める。家族に反抗することが多くなり、不良グループにも顔を出すようになった。市内の私立高校に入学したが、1カ月で退学。高校によると、出席したのはわずか13日間で、学習意欲がなかったほか、家庭の経済的な事情も退学の引き金になったという。
「明るい性格だが、多少自己主張が強い」
高校に残る指導要録にはそう記されていた。
岡山市のJR岡山駅ホームから岡山県職員の男性=当時(38)=を線路に突き落とし、殺害した18歳の少年=大阪府大東区=と「貧乏」という点では境遇が似ている。少年は貧乏から大学進学をあきらめていた。くしくも、野地容疑者が女性会社員を刺した3月25日は、少年の犯行日と同一だった。
高校退学後はアルバイトを転々とした。コンビニエンスストア店員、ホテルの宴会場でウエーター、ガソリンスタンド店員…。しかし、人とのコミュニケーションがうまくできず、長続きする仕事はなかった。平成17年夏には東海地方のレジャー施設で住み込みのプール監視員をした。
「客にきちんと声をかけられず、仕事はできなかった。キョロキョロして、人と目を合わせない感じだった」
一緒に働いていた男性は当時をこう振り返る。
その半年後の18年3月、福岡市中央区のマンション4階の1室で一人暮らしを始めた。間取りは1K(約20平方メートル)で家賃は月3万5000円。このころはまだ、仕事仲間と酒を飲むこともあり、当時の写真からも、持ち前の明るさは完全に失われていないように見える。
ただ、酒に酔うと、社会に対して鬱憤がたまっていることをうかがわせるような言葉も口にした。
「この国はおれに合わねぇ」
「インドに修行に行く」
「日本のルールなんか守る必要ないんだ」












