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【衝撃事件の核心】福岡女性殺害 「狂気宿る目」明るい少年が“女性の天敵”に変わるまで (2/4ページ)
2つの事件は、(1)発生時間や現場が近い(2)金を要求している(3)ナイフを何度も深く突き立てており、強盗目的にしては攻撃が執拗−という手口も似ていた。
捜査本部は同一犯による犯行とみて捜査。田中さん刺殺事件の現場に放置されていた盗難自転車に付いていた指紋が野地容疑者のものと一致したことなどから、15日夜、田中さんに対する強盗殺人などの容疑で逮捕した。
■アイスピックを持つ…「第3の犯行」を計画?
調べに対し、野地容疑者は田中さん刺殺事件について「間違いありません」と容疑を認めた。
女性会社員への犯行についても「自分がやった」と話した上で、無差別殺人だったことを認める供述をしている。
「3月に女性を襲ったが、抵抗されて金を奪えず、次はもっと弱い人にしようと、高齢の女性を狙った」
「路地でたまたま見かけたおばあさんを襲った」
供述から、自分より弱い女性を狙った卑劣な犯行であることは明らかだ。犯行の動機については「金がなく、生活が苦しかった。金目当てだった」と供述した。捜査本部は野地容疑者が生活費に困った末の犯行とみている。
連続して起こった無差別殺傷事件。周辺住民の中には被害に遭わないように外出を控える人も多く、野地容疑者の逮捕で安堵(あんど)が広がった。近くの主婦は「これで一安心。ゆっくり眠れます」とほっとした表情を浮かべていた。
実際、野地容疑者は逮捕される直前の15日、福岡市中央区の自宅マンションを出た際、アイスピックを隠し持っていた。任意同行しようと捜査員が野地容疑者に声をかけ、所持品を調べる中で発見した。
野地容疑者は「護身用」と捜査員に説明したが、2件の犯行ではいずれも金を奪うことができず、「第3の凶行」を企てていた疑いも出ている。
■思春期にいったい何が? 失われていく明るさ
「中学生のころは明るい性格で、おもしろい子だった。友達もたくさんいた」
小中学校の同級生がこう証言する野地少年は当時、福岡市城南区のマンション1室(約70平方メートル)で母と兄、姉と暮らしていた。普通の活発な少年という印象だ。












