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不審な北の木造船…解体新書 (1/3ページ)
昨年秋から今年始めにかけて、日本海側に北朝鮮のものとみられる不審な木造船が相次いで漂着した。第9管区海上保安本部(新潟、富山、石川の各県を管轄)によると、昨年は20隻、今年に入っても9隻を確認しているという。いずれも各県警が密航などの「事件性なし」と判断しているというのだが…。
朝鮮マニア的にはこの木造船が気になってしょうがなかった。昨年末には新潟県胎内市の海岸で朝鮮人民軍の兵士が着用する上着を着た白骨遺体が見つかったほか、富山でも今年1月、軍服のような着衣の白骨化遺体が木造船とともに流れ着いている。
昨年6月に男女4人が乗った木造船が青森県深浦町の漁港で発見され、保護された事件も記憶に新しい。五輪が近づき、中国との国境の警備が強化されたとの情報もあり、もしかしてすごい数の脱北者が日本に向かっているのかもしれない。しかし、木造船が流れ着いても報道は地方版のベタ記事程度でほとんど情報が得られない。ぜひ直接この目で見なければと考えていた。
木造船漂着のニュースが入るたび、海保や周辺自治体に電話。だが、佐渡市や新潟市、輪島市など比較的木造船が多く漂着した自治体は対応が手なれているため、発見から処分までの期間が1日から2日程度と短い。
当方にとっては「お宝」だが、自治体にとっては産業廃棄物。すぐに解体されて処理業者に引き渡されるため、なかなか取材にこぎつけなかった。
某月某日、某自治体職員から「寺泊で船が上がったみたい」と聞きつけ、長岡市役所寺泊支所に電話。担当の職員は「とりあえず重機で浜まで上げたが、どうすればいいのやら。解体する方向ですが…。見たければ海岸に置いてありますのでご自由にどうぞ」と丁寧に道案内までしてくれた。同市では漂着が珍しいといい、処理に手間取っていたのが功を奏した。












