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横浜市立大の学位謝礼金問題 教授ら16人が計573万円受領

2008.5.2 20:16
このニュースのトピックス不祥事

 横浜市立大学の前医学部長、嶋田絋教授(64)=3月に医学部長を辞任=らが、医学博士の学位を取得した大学院生から謝礼金を受け取っていた問題で、同大対策委員会(委員長・宗像紀夫弁護士)は2日、平成16〜19年度に医学部の教授と准教授計16人が総額573万円を受け取っていたと発表した。嶋田教授の受領額は300万円と突出しており、同大は懲罰委員会を開き、月内に嶋田教授らを懲戒処分にする方針。

 対策委は、医学部の学位審査にかかわった教員61人と学位取得した学生226人を対象に調査を実施。教員16人が金銭の受領を認めた。現金を渡していた学生も16人。嶋田教授は十数人の学生から謝礼などとして1人あたり10万〜30万円を、別の教授13人と准教授2人も1人あたり1万〜10万円を受け取っていた。

 受領の理由について16人は「慣例、慣習と思った」「感謝の気持ちとして受け取った」などと話し、使途は「医局での研究費」「教室の運営に使った」などと説明。いずれも「(学生に対して)金銭の要求や便宜はない」と答えた。

 しかし、学生2人が金銭を「要求された」と回答しており、対策委は再調査する。医学部以外の大学院でも同様の調査を行う。

 宗像弁護士は「金品授受による学位の審査への影響はなかったと考える。必ずしも法令に抵触しているとはいえないが、倫理面や組織管理面で問題があった」と述べた。

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