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【Re:社会部】8年無為に 国会の怠慢

2008.5.1 23:42
このニュースのトピックス強盗事件

 覚醒(かくせい)剤を密輸したとして覚せい剤取締法違反などの罪に問われ、1、2審で無罪を言い渡されたスイス人女性の裁判で先日、無罪が確定しました。

 裁判では、1審無罪後の女性の身柄の取り扱いが問題となりました。日本人の被告であれば通常、1審で無罪判決が言い渡されれば法律の規定で釈放されます。しかし、この女性の場合は1審の公判中に在留資格が切れました。

 このため控訴した検察側は、女性が国外退去になると控訴審が続けられないとして、無罪であっても勾留(こうりゅう)の必要があると主張し、これを裁判所が認めたのです。

 女性の身柄拘束は1審無罪後も実に7カ月以上に及びました。

 勾留が続いた背景としては、外国人の国外退去を停止して、裁判を続ける術(すべ)が法律上、定められていないことが挙げられます。同種の例では、「東電OL殺人事件」で強盗殺人などの罪に問われ、平成12年に1審で無罪となったネパール人被告の身柄の取り扱いがやはり問題化し、平成12年の最高裁決定が法の不備を指摘しています。それから8年。今回のケースでも最高裁が同様の指摘をしました。

 立法府の長きに渡る怠慢の結果、無罪の日本人と外国人の間に扱いの差が出ていいのだろうか。疑問を抱くのは私だけでしょうか。(助)

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