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【衝撃事件の核心】死に向かった少女の暗い暴走の背景 (1/2ページ)

2008.4.29 18:43
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
自殺した少女が住んでいた市営住宅=高知県香南市香我美町自殺した少女が住んでいた市営住宅=高知県香南市香我美町

 高知市から車で約1時間、のどかな田園が広がる高知県香南市香我美町の市営住宅で23日夜に突如発生した硫化水素による避難騒ぎ。死亡した中3少女(14)は、玄関ドアに赤い文字で「毒ガス発生中」と書いたメモを張って、浴室で自殺していた。少女に何があったのか。そしてなぜ約90人もの住民が手当を受けるほどの事態になったのか。

■1年秋から不登校

 死亡した少女の小学校時代の女性校長は語る。

 「優くて、よく人の面倒をみる子でした。児童会の役員もしており、活発でリーダーシップが発揮できた。お友達も多かったのにこんなことになるなんて」

 少女の同級生の母親の少女像も、最初はこれと共通したものだった。

 「中学に入っても活発で明るく、なんでも率先してやるいい子だったんです」

 それが中学1年の2学期ごろから変わり始めた。

 「何かのきっかけで学校に行きたくない−と言いだしたようです。2年生のころは保健室登校のような形だったと聞いています。3年生になると、母親から担任も代わり新しい環境になったからがんばって行こうね−などと励まされて、何日か登校したらしいのです」

 事件翌朝、中学校の校長は会見で、自殺の直接的な要因としていじめなどはなかったと強調した。

 しかし不登校になった要因として、1年の2学期にバレーボール部の練習についていけずに休部したことや、担任教諭との相性、3年時には、不登校による出席日数不足や学習面で不安があったことなどを列挙した。

 さらに2、3年生への進級時には、「仲の良い生徒と同じクラスにしてほしい」などという相談があったことも明かした。

 少女は2年生では、約240日の出席日のうち、約3分の2にあたる約160日を欠席。3年生になってからは、始業式の7日と翌8日は出席していたが、以後は欠席していた。

 本当にいじめなどはなかったのか。

 同級生によると、不登校になってからも、会うと少女の表情や態度はごく普通だったという。

 市営住宅の女性(28)もそうした点は同じように感じていたようで「あの子のような、重い引きこもりでもない子を救うことはできなかったのか」と、学校への憤りを隠さない。

 警察は遺書をあったことは認めているが、内容は明らかにしていない。

 自殺の直接的な動機や精神状態はどうだったのか。不登校傾向に陥ったきっかけは何だったのか、どんな要因が重なって立ち直れなかったのか。

 少女の心の闇は深い。

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自殺した少女が住んでいた市営住宅=高知県香南市香我美町
香南市の香我美トレーニングセンターに避難した住民=24日午前1時42分
避難所に設けられた、搬送先の病院などをチェックするボード
自殺した少女が住んでいた市営住宅=高知県香南市香我美町
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