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少年は「アスペルガー症候群」 岡山駅突き落とし事件で簡易鑑定
このニュースのトピックス:少年犯罪
JR岡山駅のホームで岡山県職員、仮谷国明さん=当時(38)=が突き落とされ死亡した事件で、殺人と銃刀法違反の非行事実で家裁送致された大阪府大東市の少年(18)が、岡山地検の簡易精神鑑定で広汎性発達障害の一種「アスペルガー症候群」と診断されていたことが23日わかった。少年の付添人弁護士が明らかにした。
事件は岡山家裁から大阪家裁へ移送され、少年は現在、大阪少年鑑別所(堺市)に収容されている。22日に少年に接見した付添人弁護士は「知的能力は高いが、年齢相応の意思疎通とは異なる違和感を覚えた。生育歴などを含めて詳しく解明していく必要がある」としており、家裁に正式な精神鑑定を申し入れる方針。
アスペルガー症候群は一般的に、対人関係での意思疎通の障害や特定の対象に対する固執や関心の偏りなどの特徴がみられる。近年こうした発達障害と診断された少年らが起こした事件もみられるが、「犯罪とは直結しない」と指摘する司法判断は多い。
送致事実によると、少年は3月25日午後11時5分ごろ、電車を待っていた仮谷さんの両肩を後ろから押し、線路に突き落とした。県警などによると、少年は「(父親に)見放された」と思い込んで家出していた。


