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【厚労省のカルテ】(7)日医・族議員・官僚の三すくみ (2/2ページ)
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弱体化した日医と厚労族議員。
厚労省の医療保険審議会委員などを務めた経験を持つ医事評論家、水野肇さんは「では厚労省が自分たちの思う政策を進められるかというと、不祥事続きで厚労省自身も失墜してしまった」と指摘する。
事務次官が収賄で逮捕された岡光事件(8年)、やはり収賄で社会保険庁長官経験者が逮捕された中央社会保険医療協議会(中医協)汚職事件(16年)…。国会や霞が関内での信用がガタ落ちでは、政策実現は難しい。
「日医、厚労族議員、厚労省が互いに国の医療福祉のことを考えた緊張関係にあれば理想的。いまは互いの関係が“真空状態”“三すくみ状態”になっている」
もちろん厚労省内にも、志の高い優秀な職員もいる。水野さんは何人かの官僚の名前を挙げ、こう付け加えた。「能力はあるのに発揮できる環境にない。彼らはみな、『役所を辞めて大学の先生になりたい』って言っているよ。厚労行政の将来を考えれば恐ろしいことだ」