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遺伝子組み換え「大腸菌」を垂れ流し また神戸大医学研究科がずさん処理
このニュースのトピックス:遺伝子組み換え
神戸大大学院医学研究科(神戸市)の久野高義教授の研究室(分子薬理・薬理ゲノム学)が、遺伝子組み換え実験に使った大腸菌を殺菌せずに、実験室内の流しに捨てるなどの、ずさんな処理をしていたことが11日、分かった。遺伝子組み換え生物等規制法に違反している疑いもあり、文部科学省では「事実が確認でき次第、厳重に対応する」としている。
遺伝子組み換え後の生物は、在来種と交雑して生態系を乱す恐れがあることから指定区域から出さないよう同法で定められており、加熱などで殺菌処理する必要がある。
大学関係者らによると、同研究室では数年前から、がん発症の仕組みなどを調べるため、遺伝子組み換え大腸菌を使って実験した後、菌の入った培養液を殺菌しないまま実験室内の流し台に捨てていた。排水は一般の下水道につながっており、自然環境への流出が懸念される。寒天状の培地もごみ箱に捨て一般廃棄物として扱っていたという。
同研究室では、遺伝子組み換え大腸菌の培養器を研究室の廊下に置いていた違法行為が発覚し、同大が今月4日に公表。このときは久野教授は同大の聴取に対して「部屋が狭く、外に出した」などと話していたといい、同大も処理については「適正と確認した」と説明していた。