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群抜く捜査能力、退官後は「闇社会の守護神」に (1/2ページ)
このニュースのトピックス:特捜部
自伝出版を機に、「時の人」となった元敏腕検事が、新たな詐欺容疑で強制捜査される見通しとなった。「和解に向けて動いている。逮捕はない」。田中森一受刑者(64)は今回の容疑について周囲にこう強弁していたという。バブルを謳歌した「闇社会の守護神」は再び、カネにまつわるトラブルで刑事責任を問われるのか。
田中受刑者は昨年6月、検察や事件の内幕を描いた自伝『反転』(幻冬舎)を出版。ベストセラーとなって以来、次々と対談本を出版するなどメディアに頻繁に登場した。だがその評価はプラス、マイナスが相半ばする。
田中受刑者は長崎県出身。岡山大在学中に司法試験に合格し、昭和46年に検事に任官。約5年在籍した大阪地検特捜部では、阪大ワープロ汚職事件(昭和59年)や福島医大汚職事件(60年)などを担当した。
「取り調べや情報収集力は群を抜いていた。特捜検事と呼ぶにふさわしい人だった」。大阪時代の田中受刑者を知る関係者はいう。