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【衝撃事件の核心】震災、いじめ、進学…翻弄された18歳の逃避行の果て 岡山突き落とし (2/2ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
逃避行の果て
「人を刺そうと思ってナイフを持って家を出た」
少年は逮捕されたときにナイフを持っていた理由を聞かれ、そう答えたという。
肌身離さず持っていたという携帯電話さえ自宅に残し、少年は犯罪目的でナイフを持って家を出た。すでに平穏な日常は捨てていた。
朝、大阪の自宅を出た動機は「どこかで人を殺そう」。
そして大阪・梅田をぶらぶらしたあと、幼少時を過ごし、震災まで住んでいた兵庫県尼崎市に入った。この間の詳細は分かっていないが、ゲームをしたり持っていた小説を読んだり、少年はまるでこの町の住人のように振る舞っている。
すでに刑務所に逃げ場を求めていた少年は、つかの間、現実からも自らの決心からも離れた、甘く切ない逃避行に身を投じたに違いない。
少年は夕方、阪神電車を利用して直通運転区間の終着駅・山陽電鉄網干駅(兵庫県姫路市)に。そして夜の帳が降りたころ、JR網干駅で「すぐに料金が分かった岡山駅までの切符を買った」。ただ闇雲に西を目指した。
午後9時ごろに岡山駅に到着した少年は、駅西口などをぶらぶらする。
「駅周辺をうろつき人を刺そうと思っていたが、決心がつかなかった。人を殺そうか迷っていた」
そして午後10時、コンビニで買った「ホットドックを食べているとき、電車でひかせて人を殺そうと決意した」。
10時45分。駅構内に入り、プラットフォームへ。
午後11時5分。2番ホームに、岡山駅止まりの普通電車がゆっくりと滑り込んできた。
少年は、プラットフォームの一番前にいた男性の肩を黙って押した。
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