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「誰でもよかった」−岡山駅突き落とし殺害少年 デブといじめられた小中時代 (2/2ページ)
「東大に行く」
学校関係者によると、少年は高校1年の時は東大農学部を志望。2年の時は京大医学部への進学を目指していた。成績はクラスの中で上位だったが、東大や京大にいけるほどの学力はなく、担任は保護者に対し「よく勉強を頑張っているので、地方の大学なら推薦できる。理想的な大学ばかり言わず、もう少し現実的に考えてほしい」とアドバイスしたという。
しかし少年は聞き入れず、頑固な一面もあった。しかし高校3年の秋、家庭の経済的な理由などで大学進学は無理だと分かり、12月の期末試験では成績が少し下がった。その後は、「就職するために簿記の資格をとって、事務仕事をしたい。4月からは知り合いに頼んで、アルバイトをしながら金をためる」などと話していたという。
職探し難航でストレス?
行く当ても確認せず家出し、電車に乗ってたどり着いたJR岡山駅ホーム。無言で仮谷さんに近づき、肩のあたりを両手で押した少年は、自宅の台所から持ち出した果物ナイフを所持していた。「人を刺そうと思って持っていた」。県警の調べに対し、淡々とした様子で供述した少年は、家出について「進学を希望したが、経済的な理由であきらめたことも理由の一つ。大阪を離れたかった」とも話したという。
少年は「仕事をしながら来年の進学を目指したい」と周囲に打ち明けていたが、職探しが難航。約3カ月前、小中学校時代の同級生に「金が足りず大学に行けない。社会人になることを決め、就職活動をしているが仕事が見つからず難しい」と漏らしていた。少年は事件前日も就職活動をしており、心理的に追い詰められていた可能性もある。
24日夜には一家で食事中、茨城県土浦市の8人殺傷事件がテレビのニュースで報じられた際、父親に「こんなことしたらあかんで」と言われ、「うん」と返答した少年。同級生らは「自分から危害を加えるようなタイプではなく、人に近づくのも苦手そうだった。今でも信じられない」と突然の凶行に首をかしげる。
少年は、土浦市の8人殺傷事件に触発されたのであろうか。それとも就職活動が難航するなどさまざまなストレスが爆発したのであろうか。岡山県警は、犯行動機の解明を急いでいる。



