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「誰でもよかった」−岡山駅突き落とし殺害少年 デブといじめられた小中時代 (1/2ページ)
「誰でもよかった」。JR岡山駅のホームで岡山県職員、仮谷国明さん(38)同県倉敷市=が線路に突き落とされ死亡した事件で、岡山県警に殺人未遂の現行犯で逮捕された大阪府大東市の少年(18)はこう供述した。阪神大震災で被災し、小中学校ではいじめられ、高校では自分の実力以上の超難関大学を志望した少年。無差別殺人に及んだ少年の動機は一体何なのか。岡山県警は少年の心の闇の解明に全力を挙げている。
小中時代はいじめられっ子
「くさい」「デブ」。
少年の一家は阪神大震災で被災し、兵庫県尼崎市から大阪府大東市に引っ越した。しかし、大柄だった少年は新しい環境になじめず、小中学校を通じて同級生からたびたびいじめを受けた。
同級生たちは、体格はいいがおとなしい少年を“格上(かくうえ)狩り”と称していじめの標的にした。テレビゲームのキャラクターになぞらえ、「マスター」と呼んでからかった。体育の授業後、少年の汗のにおいを「くさい」などとはやしたてた。少年は時には、イスを投げつけられたりもしていた。
「女子生徒にセクハラをした」。少年はそんな言いがかりをつけられ、体調を崩したこともあった。学校では1人でいることが多く、休み時間は読書をして過ごすことが多かったという。
担任だった男性教諭は、少年について「目立たない存在だが、気持ちが優しかった」。同級生の一人は「自分から人に接するのが上手じゃなかった。だれにも相談できず、爆発して事件を起こしたのでは」と推測する。
現実離れの志望校
少年は大阪府池田市内の高校に進学した。自宅から高校まで電車を乗り継いで約1時間半。遠方の学校を選んで通学する少年の姿は、まるでいじめを避けるかのようだった。高校時代は放送部に所属。始業式や終業式では放送機器の設置など裏方の準備に汗を流したが、1人でいることが多かったという。



