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長女「お父さん、ストレスあった」 東京・文京区の家族5人死傷

2008.3.29 01:13
このニュースのトピックス自殺

 東京都文京区小石川の住宅兼製本工場で28日未明、経営者の江成征男容疑者(42)が家族5人を刺して自殺を図った事件で、家族で唯一無事だった小学6年の長女(12)が警視庁捜査1課と富坂署の調べに「お父さんは仕事のことで悩んでいた。ストレスがたまっていた」と説明していることが28日、分かった。

 5人のうち、江成容疑者の両親と妻の3人が死亡、男児2人が重傷を負った。江成容疑者は得意先の移転や廃業で収入が激減することを悩んでいたという。警視庁は、無理心中を図ったとみて、江成容疑者の回復を待って、殺人・殺人未遂容疑で事情を聴く方針。江成容疑者は搬送時、「オレがやった。みんなやった」と話していた。

 調べでは、江成容疑者方は7人家族。事件は28日午前0時過ぎ、長女が「お父さんが先走っちゃった。家の中でみんな血だらけで倒れている」と隣家に駆け込んだ。

 死亡したのは江成容疑者の父親の三男さん(74)と母親の敏子さん(70)、妻の伸子さん(37)。司法解剖の結果、胸などを刺された失血死と判明。父母は2階寝室で、妻は3階居間で倒れていた。

 小学2年の長男(8)と幼稚園児の次男(4)も刺されて3階寝室で倒れていた。同じ部屋には江成容疑者も腹から血を流して倒れ、そばには凶器の包丁が落ちていた。遺書はなかった。

 長女は江成容疑者が妻の首を絞めているところを目撃。「お父さん、何をしているの」と聞き、江成容疑者は「夫婦げんかだ」と答えた。異常を感じた長女は一度外に逃げた後、弟2人を助けるために部屋の窓を開けようとしたが鍵がかかっていたため断念し、隣家に助けを求めたという。

 江成容疑者は折り込みチラシ加工などを請け負っていたが、近所の大口得意先が埼玉県への移転を決定。江成容疑者は「仕事が減ってしまう」と従業員に漏らしていた。事件直前には別の得意先からも廃業を告げられ、収入の激減を心配していた。

 警視庁によると、長女は「お父さんは最近ストレスがたまっていた」「とても仲がいい家族で、けんかしたこともなかった」などと話したという。

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