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【法廷から】父の命日に酒気帯び運転 親不孝な被告 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:法廷から
酒気帯び運転で検挙されたのは、亡き父親の命日だった−。道路交通法違反の罪に問われた男性被告(51)の初公判を26日、東京地裁で傍聴した。
起訴状などによると、被告は平成20年2月3日、東京都葛飾区の路上で、呼気1リットルあたり0・74ミリグラムの酒気を帯びた状態で乗用車を運転した。罪状認否で被告は起訴事実を認めた。
被告と幼なじみの友人が情状証人として証言台に立った。友人は自動車整備の会社を経営しているという。
弁護人「被告をこれから雇用しようと考えていますか?」
友人「そうです」
弁護人「刑務所に入っても雇用しますか?」
友人「雇用する気持ちは変わりません」
続いて裁判官が友人に質問した。
裁判官「被告にトラブルが多いことを知っていますか?」
友人「わかっています」
裁判官「それを踏まえて、公私ともに面倒を見ると話した。そこまで被告に親切にする理由はなんですか?」
友人「自分の心の中から出てくるもので、友人が困っていれば助けたい」
裁判官は不思議そうな顔で友人にさらに質問した。
裁判官「友人であってもトラブルメーカーなら疎遠になっていくのが人の世の常だと思うんだけど、それでも支えていくのは何か理由がある?」
友人「ずっと三十数年の付き合い。時折一緒にいると、子供のときのことを思い出す。被告を監督できるのは私しかいないと思いますから」
友人は少し笑って答えた。
犯行当日は、父の命日だった。被告は午前9時に起床し、酒を2、3合飲んで車を運転した。犯行前日も、寝る直前まで同じ量の酒を飲んでいたという。
弁護人「すぐに車で外出した?」
被告「父の命日だったので、姉の家で線香を上げるためにタクシーを30分くらい待っていた」