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【衝撃事件の核心】公判再開! 妹バラバラ・勇貴被告「夢の中」の精神状態は? (2/2ページ)

2008.3.22 11:41
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
武藤亜澄さん武藤亜澄さん

 自分なりの夢を否定されたと感じた勇貴被告が、今までの鬱積した感情を一気に爆発させ、亜澄さんの殺害を決意。そして殺害後は、遺体を隠さなければならないと考え、遺体をバラバラにしたという「筋立て」だ。

 責任能力についても、捜査段階での簡易鑑定の結果や、犯行時の時間経過を分単位で供述していたことなどから、「犯行時には責任能力があった」としている。

 ■不可解な供述も…弁護側は「心神喪失か耗弱」

 一方、弁護側は勇貴被告が亜澄さんに抱いていたのは、「憎悪」ではなく、「気にくわない」程度の感情だったと反論している。

 問題の亜澄さんの発言についても、直接殺害の引き金とするには「無理がある」と疑問視する。

 その上で、「勇貴被告は現在、亜澄さんを殺害した理由も、バラバラにした理由も説明できない」として、勇貴被告が対人関係をうまく築けない「広汎性発達障害」の影響で「犯行時には心神喪失か、心神耗弱状態だった」と主張。精神鑑定を請求していた。

 勇貴被告自身もこれまでの公判で、弁護側の主張を裏付けるような供述を繰り返していた。

 亜澄さんとの関係については「悪くなかった」と述べ、「憎悪」の感情を否定した。犯行の動機を問われても「分からない」「はっきりしない」とあいまいな答えに終始した。

 さらに不可解な供述も目立った。

 裁判長に「妹を殺したという現実の感覚があったか」と問われた勇貴被告は、こう供述しているのだ。

 「現実…。夢の中のような出来事。『こんな夢を見ている』というような感覚の方が強かったです」

 「夢の中だった」という被告の凶行を法廷はどうとらえるか。注目の審理が再開する。

★★★渋谷の妹バラバラ殺人 武藤勇貴被告公判記録一覧はこちら★★★

これまでの【衝撃事件の核心】はこちら

このニュースの写真

武藤亜澄さん
武藤勇貴被告
武藤勇貴被告
殺害現場となった自宅の実況見分の様子=昨年1月28日午前、東京都渋谷区(撮影・矢島康弘)
亜澄さんの自宅前のガレージには花束やぬいぐるみが供えられていた=昨年1月9日午後、東京都渋谷区
殺害現場となった自宅付近=昨年1月4日、東京都渋谷区
代々木署から東京地検に向かう勇貴被告を乗せた捜査車両=昨年1月5日、東京都渋谷区(撮影・大井田裕)

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