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【衝撃事件の核心】歌織被告が語った「幻聴・幻覚・幻視」の“中身” (3/5ページ)

2008.3.20 15:29
このニュースのトピックス衝撃事件の核心
三橋歌織被告三橋歌織被告

 〈隣の部屋で放心状態になっていました。そして手の痛みに気付いて、血の付いた指紋が盛り上がってくるような感じがしました〉

 〈また幻視が見えました。火の粉が舞う中で、裸の女性が走っていました。女性は火の見やぐらに上って半鐘を鳴らし「早く逃げなさい」と言っていました。その女性は「あ、自分だ」と思いました。その後、部屋から朝の光景が見えました。代々木公園が非常にきれいに見えて、楽しくなって、自分が笑っていることに気づきました〉

 〈室内を徘徊(はいかい)しました。パン屋にコーヒーを飲みに行こうとして、血だらけの服の上にコートを着ていることに驚きました。髪の毛にも血が付いていて、ドライヤーで乾かしましたが、ドライヤーがショートしました。そのとき、「祐輔さんが壊したのではないか」という恐怖を感じました。家の中でも手袋をして、血の匂いが体から離れませんでした〉

 鑑定人への報告によれば、歌織被告は殺害後にほとんど睡眠をとっておらず、ネットカフェで過ごしたりした。

 以後、死亡したはずの祐輔さんとの“会話”について、歌織被告は鑑定医にこう伝えた。

 〈遺体を切断するノコギリを買う際、「ノコギリなんて小学生で使って以来だよ」と言うと、祐輔さんは「お前じゃ絶対できない(切断することができない)よ」と言いました〉

 〈遺体を捨てに行くときには新宿のマクドナルドで寝てしまい、祐輔さんに「お前の負けなんだ。逃げるなら逃げてみろ」と言われました。私は「バカじゃないの」と言い返しました。頭部を公園に埋めているときも「ありえない」という祐輔さんの声が聞こえてきました…〉

法廷揺れた「心神喪失」 検察に衝撃の鑑定結果

 公判と並行し、歌織被告は精神鑑定を受けていた。検察、弁護側が委嘱したそれぞれの医師が鑑定に当たり、その鑑定結果が10日の公判で明らかにされた。

 短期精神病性障害。検察、弁護側と立場の異なるサイドから鑑定を依頼されたそれぞれの医師は、歌織被告をそう診断し、「行動を制御する能力を欠いた心神喪失状態だったと推認できる」と言明した。

 「詐病」の可能性は否定した。

歌織被告のこれまでの裁判全記録はこちら

これまでの【衝撃事件の核心】はこちら

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三橋歌織被告
殺人容疑で再逮捕、送検された時の三橋歌織被告
三橋歌織被告
揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
河本雅也裁判長による出張尋問の報告に耳を傾ける歌織被告(イラスト・成冨淳二)
被告人質問での歌織被告は、裁判長の問いかけに笑顔をのぞかせることもあった(イラスト・成冨淳二)=3月12日、第10回公判
【初公判】出廷し、被告人席に着席した三橋歌織被告=昨年12月20日、東京地裁 (イラスト・成冨淳二)
【第5回公判】大学時代からの友人の証言に歌織被告は顔を紅潮させた=1月30日、東京地裁(イラスト・成冨淳二)
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