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【衝撃事件の核心】歌織被告が語った「幻聴・幻覚・幻視」の“中身” (1/5ページ)
東京の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん=当時(30)=を殺害し、遺体を切断して捨てた罪で公判中の妻、歌織被告(33)が「犯行時は心神喪失状態と推認される」と鑑定された。裁判所が「喪失」と認定すれば被告は無罪となるだけに、検察、弁護側それぞれが依頼した医師2人がともに「喪失」とした鑑定の意味は重い。社会に衝撃を与えた「セレブ妻バラバラ殺人」の裁判は大きな局面に入ったようだ。セレブ妻が鑑定医に述べた「幻覚・幻聴」「殺害後の夫との“会話”」の内容をまとめてみると−。
夫殺害その瞬間…「地響き」「マグマ」「血を流す女性」
検察官「鑑定人の話では、祐輔さんが寝た後、あなたの中で『地響きのような感情』が起きあがったというが、どういう感情ですか」
歌織被告「『感情』…? 感情とは違うと思いますが、自分でも何か分からなけれどもが、地球上の全部のエネルギーが『ワーッ』という…感情とは違うような…体中から汗が出てくるし、とにかく『ワーッ』という感じ」
検察側の冒頭陳述などによると、歌織被告は祐輔さんと交際女性が電話で会話する様子をボイスレコーダーに録音。犯行直前の平成18年12月11日、これを突き付けるため祐輔さんに電話をかけたところ、この日の夜に離婚について話し合うことになった。
被告は友人を呼んだ上、祐輔さんには早めに帰宅するよう頼んで待っていたが、祐輔さんはなかなか帰ってこず、やがて友人が帰ってしまい、歌織被告は部屋で1人になった。
この後の場面について、歌織被告は心象風景を鑑定医にこう伝えた。
〈いつも部屋から見慣れている代々木公園が暗くて不気味に見えるようになり、孤独を感じました。そして部屋の中が不気味で、いつもかわいがっている犬にも触れなくなりました〉
祐輔さんは未明の午前4時になってようやく帰宅した。けれども話はかみ合わず、そのまま祐輔さんは寝てしまう。
このときの自分の内面を、歌織被告は鑑定医にこう伝えている。
〈地響きが聞こえるような感覚、体が2つに割れてマグマが吹き出すような感じ〉
〈その後、血を流している女性の姿が見えてきましたが、「もしや自分の姿かもしれない」と思いました。意識がぼんやりしてきて、気が付くとワインボトルを片手に持ち、祐輔さんの枕元に座っていました〉
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