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社保庁労組が6億円返還へ ヤミ専従20数人、不正給与

2008.3.16 19:46
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 社会保険庁の最大労組で連合傘下の「全国社会保険職員労働組合」(組合員約1万人)で、休職の許可を得ないまま組合役員の活動に専念する「ヤミ専従」が慣例化し、職員二十数人が平成9〜16年にかけて給与を不正に受け取っていたことが16日、分かった。この間受け取っていた給与を国に返還し総額は6億数千万円となる見通し。

 社保庁の管理職がヤミ専従を黙認していたとの見方もあり、同庁は労使双方の関係者を処分する方針。全国社保労組は事実関係を認め「深く国民に謝罪したい」としている。社保庁は、全労連系の「全厚生労働組合」(社保庁関係組合員約2000人)でもヤミ専従があったとみて調べている。

 政府の有識者会議「年金業務・組織再生会議」の要請で、社保庁は昨年から過去10年間のヤミ専従を含む服務規定違反の実態を調査中。労組側は給与返還など対応を検討していた。職員はヤミ専従問題で処分を受ければ、社保庁の年金業務を22年に引き継ぐ「日本年金機構」に採用される可能性が低くなる。

 全国社保労組は「自治労国費評議会」を引き継ぎ19年4月に発足。16年6月まで長年にわたり、大都市部の職場を中心にヤミ専従が慣例化しており、社保庁改革を機に解消したという。

 旧国費評は、労働強化反対として社保庁と結んだ「確認事項」「覚書」が批判され、17年1月までに破棄している。

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