ニュース: 事件 RSS feed
【衝撃事件の核心】「女性は所有物か」元教え子脅迫メール校長の「二面性」 (1/5ページ)
「人を殺すことは平気だよ」「一緒に死のう」−。元教え子の20歳代女性に復縁を迫るメールを送信するなどし、脅迫容疑で逮捕された埼玉県川口市立川口高校校長、市川和夫容疑者(56)。人間性すら疑いたくなるメールの文言とは裏腹に、市川容疑者の教育者としての評価は高い。表の顔と裏の顔。「二面性を感じざるを得ない」。反省の言葉を口にしない取調室の校長の姿に、埼玉県警捜査幹部はそうつぶやく。
卒業式の夜の逮捕劇…高校激震
「共に認め合い、高め合う人間関係を作っていこう」
「社会に貢献できるようになろう」
3月8日、市立川口高校の卒業式。学び舎を巣立つ教え子らを前に、校長の市川容疑者はそう語りかけていた。
新しい門出でもある卒業式で述べる式辞は、市川容疑者が教育者としてもっとも伝えたいメッセージでもあっただろう。式後、生徒の多くは校長室に集まり、卒業アルバムに寄せ書きを書いてもらっていた。市川容疑者のメッセージを、教え子らはしっかり受け止めていたのだ。
だが同日夜、市川容疑者は、その教え子らの思いを裏切る容疑で逮捕される。
埼玉県警の調べによると、市川容疑者は平成19年11〜12月の間、交際していた元教え子の女性が別れ話を切り出したことに対し、「人を殺すことは平気だよ」「私生活を他人にばらす」などと書かれたメールや手紙を送り、脅していた疑いが持たれている。
普段の明るい校長からはとても想像できないメールの文言に、卒業したばかりの男性(18)は「ショックだ。友人も動揺している」。
2年生の男子生徒(17)も「まじめな校長だったので信じられない」と語るなど、学校中に衝撃が広がった。
元教え子を苦しめ続けたメール…逮捕されるまで続いていた
「教育者が書く言葉とはとても思えない」
「人として許せない」
市川容疑者が送ったメールの文言を見た複数の捜査員は、殺人や心中までほのめかして女性を苦しめ続けたその内容に怒りをあらわにする。
市川容疑者は県北部の県立高校の教頭を務めていた12、13年ごろ、当時2年生だった女性に「放課後に勉強を教えてあげる」などと近づいた。教職員の少ない学校だったため教頭が勉強を教えることも珍しくなかったといい、マンツーマンの指導を通じて交際に発展した。
14年1月ごろから不倫関係を続けていた2人だが、女性に新しい恋人ができたため19年3月ごろに破局する。






